みなさんこんにちは。琵琶湖バスフィッシングガイド「CONNECT」の浅野敦哉です。
今年一年の僕のガイドでなくてはならない釣り方となったカバースキャットのノーシンカーリグの釣り。
特にディープエリアでの使用において、シビアなタックルセッティングが要求されるようなタイミングもあり、一年間、自分に合うものを探し求めていました。
ノースフォークコンポジットのZFX ZC69MHやZFX ZC69Hをずっと使用していましたが、ディープエリアでの使用を視野に含めると、もう少し短くて硬いものがあればなと思っていました。
そこで、新しくノースフォークコンポジットのNFX-PROシリーズから『FROG&JUNK』という新カテゴリのロッドがリリースされました。
その中でも、NFX-PRO C66MHが長さ的にも硬さ的にもちょうど良いんじゃないかと思い、早速導入しました。
NFX-PRO C66MH (ノースフォークコンポジット)
NFX-PROの中でも、このロッドはFROG&JUNKのカテゴリに分類されています。
Specs
Category | Model | Blanks Material | Power | Action | Length | Line/Max(lb.) | Lure/Max(o/z) | GRIP Length | Price(In Tax) |
Frog & Junk | NFX-PRO C66MH | LMX-IM | MH | Fast | 6’6″ | FC/MONO:20 PE:55 | 1 | 230 | 46,200 |
このロッドは、フロッグのテーブルターンアクションをさせやすい、つまり、カバースキャットのジャークの釣りにもマッチするのでは?といった発想から試してみることにしました。
結論から言うと、期待通りのアクションで、ジャーク時にグリップが腕に引っかかることもなく非常に使いやすいロッドでした。
このロッドは、中弾性のIMブランクスを使用しており、キャストやフッキング時の粘って曲がる感触がめちゃくちゃ気持ち良いです。
以前はカバースキャット専用設計である『ソフトジャーキングエレメント』も使用していました。ジャークは圧倒的にやりやすいのですが、キャストとフッキングのフィーリングが個人的にはあまり気持ちよくないなあと感じていたので、そこが解消されてスッキリしました。
このロッドで使用するルアー
購入時に想定した使用ルアーは、カバースキャットやイモケムシなどの高比重ワームのノーシンカー。
ラインスラッグを叩いて、ジャークする用途での使用を想定して、このロッドを導入しました。
参考までに僕のタックルセッティングを載せておきます。
Rod:NFX-PRO C66MH
Reel:20メタニウム XG
Handle:バリアルハンドル100
Line:シーガーフロロマイスター20lb
Lure:カバースキャット3.5″
Hook:エリートツアラー34R #5/0
NFX-PRO C66MHの良い点
キャスト&フッキングのフィーリング
NFX-PROシリーズには、中弾性のIM(Intermediate Modulus)ブランクスが採用されています。
キャストやフッキング、ランディング等において、ブランクスが粘るというのは、魚のキャッチ率を大きく左右します。
魚を食わせた後のバスフィッシングにおける重要な局面においてこそ、このブランクスの良さが最大限発揮されます。
ロッドが粘り、きっちり魚を浮かせることができるので、琵琶湖のデカイ魚相手でも安心してファイトできます。
また、キャスト時にも気持ちよく粘り、曲がってくれるのでキャスト距離が伸び、非常に気に入って使っています。
ショートグリップ
グリップが長すぎると、ジャークする時にグリップエンドが肘に引っかかりやすくなります。
それはストレスで、効率も悪くなるので、結果として釣れないリズムになってしまいます。
しかし、このロッドはFROG&JUNKの名の通り、ロッドティップを叩き続けてアクションさせることを想定しているので、その心配はいりません。
ノーシンカーリグをジャークさせる時にはグリップエンドが肘に引っかかることがなく、キャスト時には片手を添えやすいちょうど良いグリップの長さになっています。
短い&軽量
ノースフォークコンポジットのロッド自体が軽量で気に入っており、ZFXシリーズを愛用してきました。
今年新たにリリースされたNFX-PROシリーズも同様に軽量で扱いやすいだろうと期待して導入しました。
このロッドを導入するまでは、ノースフォークコンポジットの『ZFX ZC69MH』と『ZFX ZC69H』をノーシンカー用として使用していました。
しかし、このZC69シリーズは少し長いのと、ティップが若干入りやすいのが気になって、気に入ってはいるものの、あらゆるシチュエーションにおいて完全にマッチしているとは言い切れなかったです。
それらに対して、少し短い6.6フィートのフロッグロッドである、『NFX-PRO C66MH』は短く軽量でジャーキングがやりやすいバランスなので、ZC69シリーズよりもノーシンカージャークの釣りにマッチしていると思います。
NFX-PRO C66MHのココが気になる
置いているお店が少ない
ノースフォークコンポジットのディーラーさんはそう多くはないので、店頭で触れる機会が少ないと思います。
これは気になる点ではあるものの、人と被りにくいとも言えるので、人が使っていない道具を使いたいアングラーにとってはメリットになると思います。
また、僕のガイドに来てもらえれば、個人的にロッドを触ってもらうことは可能なので、気になる方は以下のリンクからガイド詳細を見てみてください。
ストレートグリップは賛否両論
個人的には全く気にならないんですが、セパレートタイプのグリップじゃないと嫌だという人は一定数いると思います。
セパレートの方がロッド自体が軽くなるというメリットがありますが、このロッドに関しては、軽くて扱いやすい印象があるので、ストレートグリップが気になるということは無いと思います。
感度はZFXシリーズには劣る
高弾性のHMブランクスを使用したZFXシリーズに、中弾性のIMブランクスは感度が多少劣ります。
両者を比較するとNFX-PROの方が劣るだけであって、このロッド自体の感度は非常に良い方だと思います。
また、ラインをボトムに沈めて、ストラクチャーにラインを擦りながら釣る、ノーシンカージャークの釣りにおいてさらに重要なのは、硬いラインを使うことだと思います。
伸びが少ない硬いラインを使用すると、ライン自体がよく沈み、きちんとルアーがボトムでアクションし、その様子がロッドから伝わってきます。
フリーリグやキャロライナリグなどの他のボトムの釣りにおいては、ZFXシリーズの感度は非常に重要な要素と考えていますが、ノーシンカーではNFX-PROの感度でも十分です。
まとめ
今の琵琶湖になくてはならないノーシンカーの釣りにおいて、専用タックルを組むのは当たり前になってきました。
僕が愛用しているこのロッドをノーシンカー専用に導入してもらって、快適に一日釣りしてもらえたら嬉しいなと思います。
ノースフォークコンポジットのロッドは一度使うとホントにハマると思います。
同じマリーナに駐艇している知り合いも、Fenwick ACESシリーズからの乗り換えで、すでにZFXシリーズを5本以上とこのNFX-PRO C66MHを導入していました。
曲げた時の気持ちよさはノースフォークコンポジット独特の味わいがあります。
下記のリンクから商品ページに飛べますので、ぜひ一度味わってみてください!