琵琶湖ガイドが20メタニウムを一年間使ってみて感じたこと【インプレ】
みなさんこんにちは。琵琶湖バスフィッシングガイド「CONNECT」の浅野敦哉です。
この記事では僕が所有しているベイトリールの中で、一番気に入って使っている20メタニウムについて、レビューしていきたいと思います。
僕はエクストラハイギアとハイギアを一台ずつ所有しており、ガイドでも酷使してきたので、その辺りも踏まえてレビューしてみます!
20メタニウムのココが良い!
- 小さくて軽い
- パーミングしやすい
- 安いのに剛性がある
20メタニウムのココが気になる
- リール自体が軽いので、重めのロッドには合わせにくい
- 巻きの質感はアンタレスやコンクエストにやや劣る
20メタニウムはネットで購入するのがお得
エクストラハイギアはボトム用、ハイギアはある程度なんでもカバーできるバーサタイル用途に導入しました。
主に合わせるロッドはノースフォークコンポジットのZFXシリーズ、フェンウィックのACESシリーズ等の比較的軽めのもの。
ワイルドサイド、エクスプライド、ブラックレーベルなどの比較的ポピュラーなロッドにも非常に相性が良いと思います。
リールの価格はネットで30,000円前後で、楽天市場で購入するとポイントが効率的に付いてお得だったのでネットで購入するのがオススメです。
20メタニウムのココが良い!
小さくて軽い
20メタニウムの自重は175g。
軽いのは感度の向上に繋がるし、使用していても疲れにくいです。
年数を重ねるごとに段々とロッドが軽くなってきています。そういったロッドに合わせる際に、リールが軽いとさらにそのロッドの良さを引き出すことができます。
特にワーム系の釣りにおいて、リールが軽いことはメリットが多いですね。
パーミングしやすい
握り込みやすい形状によって、ロッドを立てて操作する時も丁寧に巻物を巻いてくる時もリールを持つ手がブレにくく安定します。
持ち手の安定は釣り人の集中力の安定に繋がります。これは特に釣果に影響しやすい部分です。
シビアな時こそ繊細に扱うと、思いがけない反応を得ることができるはずです。
安いのに剛性がある
50,000円〜60,000円前後の同社のフラッグシップモデルと比較すると半分ほどの価格にも関わらず、満足いく非常にカッチリとした作りになっています。
ビワコガイドを通じて、一年以上酷使してきましたが、ギアが傷んでいる様子もなく、長く愛用できるリールだと思います。
20メタニウムのココが気になる
リール自体が軽いので、重めのロッドには合わせにくい
重めのロッド、例えばビッグベイト用の長いロッドやエクストラヘビーのロッドに合わせると手元が軽く、竿先が重い、先重りのバランスになってしまい、扱いにくくなってしまいます。
なので、このリールを合わせるのは、中量〜軽量のロッドが良いと思います。
巻きの質感はアンタレスやコンクエストにやや劣る
十分巻物で使える巻き心地の良さを持っています。
ただ、アンタレスやコンクエストなどの巻きに比重を置いたリールと比べると、巻きの質感はやや劣ります。
また、抵抗が強いディープクランク等のルアーもあまり向かないので、そういったルアーは素直にカルカッタコンクエストで巻きましょう!
ギア比ごとの使い分け
エクストラハイギアはボトムでのワーム用
最大巻き取り長が86センチのエクストラハイギアモデルは、ボトムでのワーム用に使用しています。
よく言われていることですが、巻き取りスピードが速いので、
- フッキング時の糸ふけの回収が素早く行える
- ルアーの回収が早くなり、釣りの効率UP
となり、僕がガイドのメインエリアとしている琵琶湖北湖の深い水深でもかなりのアドバンテージを得ることができます。
特にカバースキャットなどのノーシンカージャークの釣りにおいて、エクストラハイギアは必須だと感じています!
ラインをボトムに完全に這わせ、なおかつ湖流が効いていると、すっぽ抜けが多発します。
僕のガイドではワームの釣り全般において、巻き合わせをばっちり決めてもらうためにエクストラハイギアを推奨しています。
ハイギアはオールマイティーだけどボート釣りだと出番少なめ
20メタニウムはとても完成度の高いリールだと思います。
正直この価格でこの性能となると、他の同価格帯のリールは敵いっこないと感じています。
オカッパリなどタックルが限られる状況においては、20メタニウムのハイギアモデルはかなりオススメ!
逆にタックルが沢山積み込めるボート釣りでは、20メタニウムの出番はワーム系の釣りをする時に多くなり、巻物をやるときはアンタレスやコンクエストなど、巻きに特化したリールを使うといった様に、釣り方によって最適なタックルをセレクトしてあげる方が良いと思います。
20メタニウムにちょうど良いルアーウエイト
20メタニウムXGでワームを扱う時の僕の一例で言うと、
- カバースキャットやイモケムシ95のノーシンカーリグ
- 10g〜28gのヘビーキャロライナリグ (ワームは3〜4インチ程度)
- 7g〜14gのフリーリグ(ワームは4インチ前後) などです。
【参考】現場で使ってみてどうかが一番大切
僕はロッドのウエイトやアクション表記などはあまり気にしない方で、実際に現場で使ってみてどうかと言うところに重きを置いています。
なので、一度使って自分には合わないと思うものはすぐに売ってしまうこともあります。そういった時にリセールの良い製品を選んでおくと、気軽に購入することができるので、釣具に対してもそんな視点を持ってみて欲しいです。
使わなくなった時に高く売るために
リセールのためにリールカバーを使う
当然ですが、傷が少ないリールの方が傷が付いているものに比べて高い値段で売ることができます。
少しでも傷が付かないように、フィールドで持ち歩く時にリール上面を地面に付けない等、普段の扱いも大事ですが、物理的に保護することも大事です。
純正のリールカバーも販売されていますが、3個で1800円のこのカバーに対して、純正品は1個で1800円前後です。
僕が一年以上このカバーを使っていて何も問題がないので、特にメーカーに拘りがない人はこのAmazonで買えるカバーで良いと思います。
まとめ
特にワーム系の釣りでは、このリールだけで良いんじゃないか?というくらい完成度の高いリールが20メタニウムです。
また、一台で何でもこなしたい時でもかなり次元の高い働きをしてくれると思います。
30,000円前後とフラッグシップと比較すると手頃な価格ですので、もし使ったことがない人は試しに一度購入して使ってみてください!
もし気に入らなかったら、メルカリや中古ショップで売れば、ある程度の金額は戻ってきます。
この記事がみなさんのタックル選びに少しでもお役に立てたら幸いです!
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